地震や浸水が起きた時の対応
自然災害発生後、浄化槽の状態を確認することは、衛生環境を守るために重要です。以下の手順で安全に確認を行いましょう。
安全確認の手順
電気系統の確認
まず漏電ブレーカーの状態を確認します。ブレーカーに異常がある場合は、感電の危険があるため、すぐに電気保安協会に連絡してください。
ブロワの点検
ブロワ(送風機)の状態を以下の点から確認します。
- 正常に作動しているか
- 水没した形跡はないか
- 普段より大きな音や異常音はしていないか
浄化槽本体の確認
地震や浸水により、浄化槽本体に損傷が生じていないか確認します。
- 水漏れはないか
- 汚泥の漏出はないか
- 本体に亀裂等は入っていないか
消毒設備の確認
消毒剤の残量を確認します。衛生管理のため、消毒剤は切らさないようにしましょう。
異常を見つけたら
上記のチェックで少しでも異常を感じた場合は、自己判断せず、すぐに浄化槽保守点検業者に連絡してください。専門家が適切な対応を行います。
まとめ
- まず電気系統の安全を確認
- ブロワの状態をチェック
- 本体の損傷がないか確認
- 消毒剤の残量を確認
- 異常があれば専門家に連絡
災害時は慌てず、落ち着いて確認作業を行いましょう。安全第一で、むやみに近づかず、専門家の到着をお待ちください。