浄化槽のニオイや音について

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快適な生活環境を取り戻すために

浄化槽から気になるにおいがする場合、いくつかの原因が考えられます。ブロワ(送風機)の故障による浄化槽の機能低下や、清掃が十分でないことが主な原因です。また、排気設備の不具合やマンホールの蓋が正しく密閉されていないことも、においの原因となることがあります。日常生活では、トイレットペーパーの使用量が多すぎることも、浄化槽への負担を増やしてにおいの原因となることがあります。

ブロワ(送風機)の異常による機能低下

浄化槽内の微生物が活動するために必要な空気を送るブロワに問題があると、浄化槽全体の機能が低下してしまいます。ブロワが正常に動いていない場合、微生物による分解が不十分となり、悪臭の原因となります。

浄化槽の清掃不足

定期的な清掃が行われていないと、浄化槽内に汚泥が溜まりすぎてしまいます。これにより浄化槽内の環境が悪化し、強い悪臭が発生する原因となります。年1回以上(全ばっ気式は6ヶ月に1回以上)の清掃が必要です。

排気設備の不良

浄化槽からの臭気を排出する配管(排気管)に問題があると、臭いが適切に排出されず、建物の周りに滞留してしまうことがあります。配管の詰まりや破損、接続部分の緩みなどが原因となります。

トイレットペーパーの使いすぎ

必要以上にトイレットペーパーを使用すると、浄化槽内の微生物が処理しきれない量の有機物が入ってしまい、悪臭の原因となります。適量の使用を心がけましょう。

マンホール蓋の密閉不十分

マンホールの蓋がきちんと密閉されていないと、浄化槽内の臭気が直接外に漏れ出してしまいます。蓋のパッキンの劣化や、蓋自体の変形などが原因となることがあります。

気になる音や振動の原因

ブロワが原因の場合

建物の土台との接触

振動が建物全体に伝わってしまいます。

生活空間との距離

寝室や居間の近くにあると、静かな夜間に特に気になります。

設置の傾き

水平でない設置は異常な振動の原因となります。

経年劣化

長年の使用による部品の摩耗で、異音が発生することがあります。

浄化槽本体が原因の場合

設置状態の不具合

地盤の変化などで浄化槽本体が傾いていると、異常な振動が発生することがあります。

内部機器の故障

撹拌装置などの機械部品の不具合で、異音が発生することがあります。また、浄化槽内推移の異常による異音もあります。

配管からの音漏れ

配管の固定不良

配管が適切に固定されていないと、振動による音が発生します

接続部分の緩み

配管の接続部分が緩むと、そこから音が漏れることがあります

配管内の詰まり

部分的な詰まりにより、異常な流水音が発生することがあります

専門家による対応の重要性

これらの問題は、原因が複合的であったり、専門的な診断が必要な場合が多くあります。無理に自己解決しようとせず、以下の専門家に相談することをお勧めします

保守点検業者

定期的な点検と調整を行える専門家です

浄化槽工事業者

設備の修理や改修が必要な場合に対応できます

早めの対応が大切

においや音の問題は、放置すると悪化する可能性が高く、結果的に大きな修理が必要になることもあります。気になることがありましたら、些細なことでもお早めにご相談ください。専門家が丁寧に状況を確認し、最適な解決方法をご提案させていただきます。

まとめ
  • においや音には様々な原因があり、複合的な場合も多いです
  • 日常的な使用方法の見直しで改善できることもあります
  • 専門家による適切な診断と対応が重要です
  • 早期発見・早期対応が、快適な生活環境を守るポイントです

ご不安な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。私たちが親身になってサポートさせていただきます。