浄化槽の正しい休止・再開の手続き方法について
電源管理の重要性
浄化槽の電源は、たとえ長期の旅行中でも絶対に切らないでください。なぜなら、電源を切ることでブロワ(送風機)が停止し、浄化槽内の微生物に重大な影響を与えてしまうからです。微生物は生きた生物なので、常に酸素を必要としています。空気の供給が止まると、微生物が死滅し、浄化槽の機能が著しく低下してしまいます。
長期間使用しない場合の手続き
別荘や空き家等で1年以上浄化槽を使用しないような場合には、休止にあたっての清掃を行ったうえで、「浄化槽の使用休止届出書」に清掃記録を添付して届け出てください。
使用休止の手続き
- 休止前に必ず清掃を実施
- 「浄化槽使用休止届出書」を提出
- 清掃記録を添付
休止中の特典
休止期間中は保守点検・清掃・定期検査の義務が免除されます。これにより、不要な維持管理費用を節約することができます。
使用再開時の手続き
使用を再開する場合は、保守点検を実施し、「浄化槽使用「再開届出書」を届け出てください。
- 保守点検を実施(再開前の状態確認)
- 「浄化槽使用再開届出書」を提出
完全に使用を終了する場合
今後浄化槽を使用する可能性がない場合は、使用廃止のための清掃を行ったうえで、「浄化槽使用廃止届出書」に清掃記録を添付して届け出てください。
- 廃止のための最終清掃を実施
- 「浄化槽使用廃止届出書」を提出
- 清掃記録を添付
まとめ
- 短期の不在でも電源は切らない
- 1年以上の不使用は正式な休止手続きが可能
- 再開時は必ず保守点検を実施
- 完全廃止時は適切な手続きが必要
長期の留守や浄化槽の使用予定について、ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。適切な対応方法をご案内させていただきます。